明日家物語

明日家建設社長の岡本と申します。
私どもの家づくりへのこだわりについて、お話をさせていただきたいと思います。

40代で飛び込んだ住宅業界

アパレル関係の仕事をしながら、女手ひとつで娘たちを育てました。
40代のころ、縁があって大手の住宅会社に入り、住宅営業の仕事に就きました。
はじめて飛び込んだ住宅業界は、その当時、まだまだ男の世界でした。

「家づくりには女性の感性が大切」と言われ始めてはいましたが、
当時の住宅は、女性の声がいかされたところはごくわずかで、
ほんとうに使い勝手のいい家とはまだいえないような段階でした。

そんな中で、建築の基本を学びながら、女性にしかできない家づくり、
女性の視点で気づく工夫を取り入れてお客様に提案を続けました。
建築の素人ではありましたが、ひとりの生活者として、ひとりの母として、
プロの視点で、お客様の家づくりに必要なものを考え、提案をつづけました。

会社勤めをしていた時は、お客様の希望にお応えすることよりも、
企業の利益を優先させなければならない場面もまれにありました。
そこから自由になって、お客様にとっての理想的な家をつくることだけに集中したい。
そう思って、50歳で独立して明日家建設を始めました。

つくることに夢中で、儲けるのが下手です

自分の会社を大きくすることよりも、お客様によろこんでいただける、
長いあいだ満足していただける家をつくることばかりに専念しました。
「儲けることが下手だね」とお客様にもよく言われます。
家づくりには自信がありますが、商売はあまり得意ではありません。

家づくりにあたっては、ご家族お一人お一人の毎日の生活のリズムや
趣味、大切にされていること、そして生き方、考え方などを、
ていねいにお聞きすることからプランづくりをはじめます。

お客様には、設計の打ち合わせにも、とことん付き合っていただきます。
ほんの数ミリの寸法違いで、使い勝手はずいぶん違ってきます。
毎日つかう場所、とくにキッチンなどは、ご家族のこだわりを
ふんだんに採り入れながら、何度も何度もプランを練り直します。

まじめな職人さんしか寄りつきません

家づくりの現場をまかせる、職人さんにもとことんこだわってもらいます。
細かくて、ややこしい注文の多い住宅会社なので、
お金儲けだけでやっている職人さんは近寄りたがらないようです。
そのおかげ、というのも変ですが、うちの仕事に協力してくれるのは、
丁寧な仕事に誇りを持つ、誠実な職人さんばかりになりました。

完成した住まいは、お客様の財産であるだけではなく、
家づくりに携わらせていただけた私たちの、技と知恵の資産でもあります。
お客様のご満足を糧に、これからも、理想の住まいづくりのために
腕をみがき、感性をやしなっていきたいと思っています。

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